ビットコインの歴史と功績、将来に向けての実用性を解説

暗号資産は取引環境が整備され始め、ポイントで購入することもできるなど、取引のハードルが下がってきました。中でもビットコインは、2021年に日本円で700万以上の価格をつけたことで大きな話題となりました。今回は、暗号資産の草分けであるビットコインについて、歴史や安全性、そして実用性について解説します。

稼働日数5000日を超えたビットコインの歴史について

世界最大の暗号通貨であるビットコインは、2022年9月12日でオンライン上の稼働日数が5000日を超えました。ビットコインは、2009年1月に「サトシ・ナカモト」を名乗る人物によって発表された「ブロックチェーン技術を使った中央管理者のいない決済システム」に関する論文を元に、賛同する複数の開発者の協力のもと誕生しました。2010年には開発者がピザ2枚の購入に成功し、初めて通貨としての価値が付けられました。以降、アップデートを繰り返しながら、10分ごとにブロックが更新されるほど多くの人に取引される最大の暗号通貨となっているのです。

ビットコインの安全性は?

以前より身近になったとは言え、暗号通貨の安全性に不安を感じている方もいることでしょう。2014年には日本に拠点があった世界最大級のビットコイン交換所がハッキングを受け、当時のレートで470億円分のビットコインが紛失した事件があり、ビットコインは大暴落をしました。しかし事件の原因はビットコインそのものの安全性ではなく、取引所の管理体制にあったと分かっています。

ブロックチェーンとは?

暗号通貨の安全性はブロックチェーンという技術に由来します。ブロックチェーンとは、取引情報を複数の端末に保管し、取引をする度に情報をつなげていく技術です。中央で一括管理する法定通貨とは違い、複数の端末で分散管理をするためハッキングにも強いと言われています。テクノロジーの進化に伴い、ビットコインを初めとする暗号通貨はアップデートを繰り返していますが、中でもブロックチェーンの仕様を変更するハードフォークという方法を定期的におこなうことで、安全性を強固なものにしています。

拡がり続けるビットコインの実用性

これまで投資対象としての使い方が多かったビットコインですが、最近では決済方法として使えるサービスも増えてきています。ビットコインは価格の変動があるため、主な決済手段としての普及は限定的ですが、ネット通販などを中心に拡がりをみせているのも確かです。海外ではテスラやペイパルがビットコイン決済に対応を始めました。日本でも、メガネスーパーやビックカメラなどの量販店を始め、ビットコイン決済専門のネット通販サイトができるなど、少しずつ実用性の幅が広がっています。エンタメの世界ではビットコイン オンカジ、いわゆるオンラインカジノなどでビットコインを使えるサイトが多くなっています。暗号資産で決済をする方が入出金の処理が迅速におこなえるなどのメリットから、これからますます利用できるサイトが増えることが予想されます。

まとめ

投資対象としてだけでなく、実用性も視野に入ってきた暗号通貨。特にビットコインは最初の暗号通貨として安全性も高く、取引量も多いため、実用的な決済手段として採用されることも増えていくことでしょう。非接触での決済方法が求められる昨今。決済手段の1つとして、ビットコインを検討するべき時代になっているのではないでしょうか。

Share

  • Add this entry to Hatena Bookmark

Follow Me